債務整理をすることで個人信用情報に傷が付く?

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債務整理をすることで個人信用情報に傷が付く?

よく債務整理をするとブラックリストにのると言われますが、これは各個人信用情報機関に債務整理の記録が一定期間は残るということです。通常は、カードローンなどを一切利用しなければ、個人信用情報機関には何も掲載されることはないのですが、カードローンやクレジットカードを申し込んだり、利用したりするとその履歴が残ります。各金融業者は、これらの個人信用情報を審査時にチェックすることで、過去に債務整理や延滞記録などがないかどうかを調べて審査の参考にするのです。
個人信用情報機関とは、銀行業界、消費者金融業界、クレジットカード業界などにそれぞれ存在しています。以前は、銀行は銀行業界の個人信用情報だけ、消費者金融は消費者金融業界の個人信用情報、クレジットカード会社はクレジットカード業界の個人信用情報のみしか見ることはできませんでしたが、今では相互に見られるようになっており、どこかで延滞記録などがあればすべて見つかってしまいます。つまり、銀行のカードローンの審査でも、クレジットカードで延滞記録が残ったりしていると審査に通ることは難しくなるということです。
個人信用情報に傷がつくとは、一般的には、債務整理の事実や過度の返済遅延などの記録が残っている状態のことです。特に、債務整理の場合には、5〜6年は記録が保存されますので、その期間は、個人信用情報に傷がついているということで審査には通りにくくなります。その期間は、住宅ローンなどの借金をしたり、クレジットカードを利用したりすることが難しくなります。5〜6年経過すると記録が削除されますので、そうするとカードローンやクレジットカードの契約もできる可能性は高くなります。ただし、同じ債務整理でも、自己破産や個人再生の場合には、裁判所を経由するために官報に掲載され、官報の記録が10年間保存されますので、ここまでチェックされると審査にはやはり通りにくくなります。つまり、自己破産や個人再生の場合には、5〜6年ではなく5〜10年間は個人信用情報に傷がついている期間ということになります。また、債務整理をしたカードローン会社やクレジットカード会社、および、そのグループ企業については、半永久的に記録が残りますので、これらの金融業者についてはほぼ審査に通ることはありません。
個人信用情報機関での自分の記録がどうなっているのかは、情報開示請求をすることで調べることができます。債務整理をして5〜6年経過した場合や、金融事故の心当たりがないにもかかわらず審査に通らないケースなどでは、情報開示請求することで各個人信用情報を調べる人も多くいます。その際に、間違って誤情報などが記録されていた場合には訂正してもらうことも可能です。また、個人信用情報に問題がないにもかかわらず審査落ちするのであれば、他の原因を考える必要があります。
よくあるケースでは、債務整理から5〜6年が経過したことで記録は削除されたものの、金融業者のほうでも過去5〜6年もの間に何のクレジットヒストリーがないということは、債務整理をした可能性があるのではと疑ってかかることもあります。仮に借金はしていないとしても、今の時代、クレジットカードぐらいは利用しているだろうと考えるからです。とは言え、実際にクレジットカードを利用しない人も多くいますし、最近ではデビットカードの利便性も高くなっていますので、他の年収等の問題がなければ審査に通る可能性は高いでしょう。また、期間が経過したからと言って、いきなりクレジットカードやカードローンを申し込むというのではなく、携帯電話の割賦販売を利用するという方法もあります。こちらは、携帯電話を利用するための割賦販売契約ですので、過去にその携帯電話会社と問題でも起こしていなければほとんど契約できますので、ここでクレジットヒストリーを作るのです。あとは、毎月携帯代金をきちんと支払うだけで個人信用情報に信用力が付くことになります。こうして、ある程度の信用力をつけておくと、それ以降にクレジットカードなどの審査が通りやすくなります。
また、同じ金融業者でも外資系などの場合には、審査時に過去の履歴を重視するというよりも、現在の年収などのステータスをより重視する業者も存在しています。よくあるパターンでは、自己破産はしたものの2〜3年で復活を果たし、一般の方よりも高収入となった場合などです。つまり、過去の金融事故情報よりも現在の返済能力に重きを置いて審査をするということです。今後は、このような審査をする業者も増えると思われますので、そうなると、5〜6年あるいは、5〜10年経過しなくても審査に通ることも十分ありうるということです。現在でも、レアケースではありますが、このような人は結構存在しているのです。特に、クレジットカード会社の選択の場合には、外資系のクレジットカードというのも検討する価値は十分にあるということになります。