借金の金額を把握する方法

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借金の金額を把握する方法

借金の返済というのは、登山に例えることができます。つまりお金を借りて返済が開始するのは、山の麓に立って登り始める状態のことであり、借りたお金を無事に完済し終えた時とは、無事に山頂に到着した瞬間だということになります。しかし登山とは、登る前には簡単そうに見えたとしても、実際に登り始めると結構疲れるし苦しいものです。特に初めての人や、まだ慣れていない初心者の場合では、途中で息切れして座り込んでしまうこともありますし、時には登頂を諦めて途中で引き返してきてしまうこともあります。
借りたお金を返すのもまた、基本的には登山と同じです。これから返済を始めるにあたっては、「この程度のお金なら、きっとすぐに返せるに違いない」などと考えることが多いものです。しかし実際に返し始めてみると、予想外に大変で苦労することも多いのです。それに山道は階段のように一定の傾斜で登りやすくできているわけではなくて、比較的なだらかで登りやすいところもあれば部分的に絶壁のような険しい場所もあります。返済も同様です。お金に余裕のある時もあれば、正反対に余裕が全くない苦しい時もあるのです。
また、山の天候は変わりやすいと言われているように、今まで少し暑かったのに急に寒くなってきたりします。また、雨が降ったり風も吹いたりして、時には嵐に見舞われてしまうことさえあるのです。そうなると遭難の危険さえありますし、場合によっては命がけとなってしまうこともあるのです。少し大袈裟かもしれませんが、返済もまた、そのようなイメージだと考えて間違いないでしょう。
私たちの日常生活においても、返済中には様々な出来事があるものです。時には予期しない出費が何件か続いてしまい、金欠という嵐に遭遇することもあるのです。そうなれば間違いなく返済は苦しくなってしまい、時には滞ってしまう危険さえあるでしょう。ですから登山の前には装備を万全に整えてから登り始めるように、返済もまた、事前の計画を万全に整えてから開始すべきなのです。それなのにハイキングのような軽装で登山に出掛けてしまったら、遭難の危険が高くなってしまうに決まっています。
とにかく借金を背負うからには、絶対に軽く考えてはいけません。また、返済を甘く見て何の準備もせずに心構えも無しにお金を借りてもいけないのです。それは普段着のような軽装備で冬山に出掛けて行くようなものであり、本当に遭難してしまうことでしょう。返済における遭難とは、即ち金融事故のことです。それだけは絶対に避けなければなりません。
そのためには事前の返済計画を立てる時には、十分に余裕をもって立てえおくことが肝心です。そうすれば、少しくらい雨や風が強くなっても何とか耐え忍ぶことができるでしょう。また、登山の際には道しるべがあって山頂までのルートや今の自分の標高などを知ることができます。それと同じようにして、借金の返済においても完済までの道筋や現時点での返済状況を把握しておくことが重要です。自分は今、返済という名の登山の何合目にいるのか、あとどのくらい頑張って登れば山頂に着くのかも知っておくと良いでしょう。そのためには具体的な残りの借金額を、常に正しく把握するようにすべきです。
賢い登山者は皆、登山の前には入念にシミュレーションをしておくものです。そうしてこそ無事故で登頂して、無事に下山できるのです。賢い返済者もまた、登山と同様に事前に返済シミュレーションをしておくべきです。そうしてこそ無事故で完済できるのです。そのシミュレーションにおいては完済のその日まで、毎月、あと借金が何円あるのか、それに次の返済約定日には何円の利息を支払って元金が何円減ってくれるのかについても、月に一度くらいは意識を向けるようにすべきです。そうしてこそ返済における安全を担保できるようになるのです。
以上の内容を総合的に考えると、借金の金額を把握する方法としては、登山をイメージするのも妙案の一つだと言えるでしょう。また、人によっては登山ではなくてマラソン・ランナーになったつもりで返済をイメージするほうが自分に合っていると感じることもあるでしょう。もちろん、登山やマラソン以外にも他にも自分なりの沢山のイメージがあるに違いありません。ですから返済するに際しては、何でも良いので自分なりのイメージをもっておくことが有効なのです。そうしたイメージをもつことで、常にその金額を把握しやすくなるのです。
いずれにしても、借りる金額が大きい場合ほど返済は大変です。それは高くて険しい山ほど登りにくいことと全く同じです。それに人にはそれぞれ自分の返済能力がありますので、その能力を超えるような無謀な借り入れをしてもいけません。それもまた、山の初心者がいきなり急峻な高山に挑むような無謀な行為と同じです。とにかく登山は安全第一であるように、借り入れもまた、是非とも安全第一で取り組みたいものです。